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2025.05.26
『安心できる』をあたり前に⭐キャナップ犬のようちえん

はじめに必要なのは、「安心できる場所」
子犬でも、保護犬でも・・・
新しい家族を迎えたとき、まず最初に大切にしてあげたいのは、その子が「安心できる」と感じられる場所を用意することです。
居場所とは、どんな場所?
では、「ここが自分の居場所だ」と思えるのは、どんな場所なのでしょうか?
人の「居場所」に関する研究では、
- 自分を受け入れてもらえる場所
- 心が落ち着く場所
- 自由にふるまえる場所
- 思いにふけることのできる場所
- 自分を肯定できる場所
- 他人から干渉されずにすむ場所
といった条件が、“居場所”として挙げられています。
もちろん、これらすべてがそのまま犬に当てはまるわけではありません。
でも、共通する部分はきっとたくさんあるはずです。
「この場所、好きだな」と思ってもらえるように
たとえば・・・
安心して眠れる場所。
おいしいごはんが出てくる場所。
ひとり遊びを楽しめる場所。
人と一緒に遊べる、心が通い合う時間。
そんな “犬にとっての居場所” を、一緒に過ごす中で少しずつ見つけていきましょう。
「安心して眠れる場所」をつくるには、こんなアイテムが役立ちます:
- クレートやドッグハウス(屋根付きで囲まれているものは特に安心感があります)
- 厚みのあるクッションやベッド(体がしっかり沈み、丸くなって眠れるもの)
- ブランケット(子犬や保護犬にとっては「匂い付き」のものが落ち着くことも)
- 遮光カーテンや静かなBGM(生活音を和らげ、安心できる雰囲気づくりに)
- カームダウン用のおもちゃや噛むおやつ(リラックスした状態で過ごす手助けに)
- 周囲を仕切るパネルやサークル(人や他の犬からの視線・接触を減らせます)
- 飼い主の洋服やタオル(飼い主の匂いがするものは、特に保護犬に安心感を与えます)
こうした環境を整えたうえで、犬が自らその場所に入っていったり、飼い主さまの声かけで入ったあと、すぐに出たがらずに休んでいる様子が見られれば、きっとそこは**その子にとっての「安心できる居場所」**になっているのでしょう。
犬が「ここが自分の場所だ」と思い、リラックスして過ごしてくれている姿は、私たちにとっても何よりの幸せな瞬間です。