2026.01.31
その行動、性格のせい!?⭐キャナップ犬のようちえん
「この子は性格がきついから」
「甘えんぼすぎて」
「もともと怖がりな子なんです」
犬の行動について、こんなふうに説明されることは少なくありません。
でも、行動分析学の考え方では、行動の原因を「性格」に置くことはしません。
例えば、「勉強をサボる → 怠惰な性格だから」
と考えてしまうと、そこで思考が止まってしまいます。
なぜサボるのか?
難しすぎるのか、つまらないのか、他に楽しいことがあるのか。
「性格」と言ってしまうと、その先を考えなくなってしまうのです。

そもそも「性格」って?
性格とは、行動の傾向をまとめて表した言葉にすぎません。
例えば、「攻撃性が強い犬」と言われる子の行動を思い浮かべてみてください。
- ブラッシング中に噛む
- 知らない人に吠える
- 遊んでいる最中に人を噛む
- 飛びついて服を引っかく・破る
- フードボウルに人が近づくと唸る
- 休んでいる時に触ると噛む
他にも、当てはまる行動はたくさんあるかもしれません。
でも、これらは本当に「攻撃的な性格だから」起きているのでしょうか?


行動の前後に目を向けてみる
ひとつひとつの行動をよく見てみると、必ずきっかけがあります。
・ブラシが体に当たったから噛んだ
・知らない人が視界に入ったから吠えた
・遊んでいる時に人が近くにいたから噛んだ
そして、その行動のあとには、犬にとって何らかのメリットが起きています。
- 嫌な刺激がなくなった
- 嬉しい状況に変化した
犬は「理由なく」行動しているわけではありません。

性格のせいにしないから、できることが増える
「この子は攻撃的な性格だから」と考えてしまうと、どう向き合えばいいのか分からなくなってしまいます。
でも、
・どんな時に
・何がきっかけで
・その行動のあと、何が起きているのか
この視点で見ていくと、性格のせいにしない建設的な関わり方が見えてきます。
行動は変えられます。
環境や関わり方を変えれば、犬の選ぶ行動も変わっていきます。
大切なのは、「性格だから仕方ない」で終わらせないこと。
そこからが、本当のスタートです。



