2025.09.13
『できる』・『できない』は環境次第⭐キャナップ犬のようちえん

大阪から行ったことのない高知県に行くとします。
昔なら大きな地図やマップ本を広げてルートを確認し、実際に走りながら標識や記憶を頼りに進まなければなりませんでした。
そんなとき、うまくできない人は「方向音痴」と言われてしまうこともあったでしょう。
でも今は、カーナビやスマホの地図アプリがあるので、地図が苦手な人でも安心して目的地にたどり着けます。
ドッグトレーニングも同じです。
大事なのは── 「その子ができる環境を用意すること」。
トイレトレーニング
たとえばトイレ。
10畳のリビングで自由に過ごしているとき、ソファーの向こうにあるトイレまで戻るのが難しいなら、まずは環境を工夫してあげましょう。
仕切りを作って「ソファーとトイレの間の小さなエリア」で過ごしてもらい、人が誘導してトイレで排泄できる経験を積ませます。
成功が増えてきたら、少しずつ行動範囲を広げていきます。
もしソファーが障害になって戻れないのなら、家具のレイアウトを変えることも検討しましょう。
トイレだけじゃない
これはトイレに限ったことではありません。
「オスワリ」や「オイデ」といった合図も同じです。
言葉だけで伝わらないときは、手の動きなど「見てわかるサイン」を一緒に使うと、犬にとって理解しやすくなります。
成功を積み重ねることが大切
大切なのは──
「できない環境で失敗を繰り返すこと」ではなく、
「できる環境を作って成功を重ねること」。
つまり、「犬をできるようにする」のではなく、
「犬ができる環境を整える」のです。
愛犬の「できた!」は、飼い主さんの「できた!」でもあります。
できた → 嬉しい → できた → 嬉しい…
そんな 成功のスパイラル を、ぜひ日常生活に取り入れていきましょう!