リラックスの重要性⭐キャナップ犬のようちえん

もうすぐ受験シーズンですね。

試験のとき、焦ったり緊張しすぎたりすると、本来の実力を発揮できないことはよくあります。

これは試験に限らず、どんな場面でも同じです。

緊張状態が強くなりすぎると、望ましい結果を得るのが難しくなってしまいます。

ドッグトレーニングでも同じ

ドッグトレーニングの場面でも、この「緊張」は大きく影響します。

たとえば、来客時に吠えが激しい子に対して、「早く慣れてほしいから」と来客に近づけたり、近くでどんどんおやつをあげたりすることがあります。

でも、犬の気持ちになってみると「それどころじゃない！」という状態になってしまい、かえって逆効果になってしまうことも少なくありません。

大切なのは「慣れさせる」よりも「リラックス」

では、どんなアプローチが大切なのでしょうか。

それはまず、リラックスしてもらうことです。

最初は緊張して吠えていたとしても、来客と十分な距離が取れる同じ空間で、

• おもちゃで遊ぶ
• 知育トイに夢中になる
• 飼い主さまとのやり取りが好きな子なら、オテやスピンなどのトリックをする

といったように、その子が「好きな行動」をたくさんできる環境を用意してあげます。

そうすることで、少しずつ気持ちが落ち着き、来客という緊張するシチュエーションから抜け出すスピードも早くなっていきます。

「リラックスしているサイン」を知っておく

ぜひ普段から、

「うちの子がリラックスしているときって、どんな表情かな？」

「どんな行動をしているかな？」

と観察してみてください。

そして、緊張というストレス状態から、どうすればリラックス状態に戻ってもらえるのかを考えていきましょう。

リラックスは、望ましい行動への大切な第一歩です。